今回はジャズボーカリストによるビートルズのカバーアルバムです

ヘレン・メリルによる「Helen Merrill sings BEATLES」は1969年末から70年にかけて日本でレコーディングされたアルバム

この当時、彼女は日本に住んでいたそうです
69年から70年と言えばビートルズが「アビーロード」と「LET IT BE」を発表した頃。このアルバムにも当該2作品からの楽曲が収録されてます

残念なのは、40年前の日本のミュージシャンの演奏能力、アレンジ力、録音技術の限界なのか、かなり時代を感じさせる仕上がりだと言う事。せっかくのヘレン・メリルのビートルズアルバムなのに、彼女の歌唱力が活かされてるとは言い難く、彼女が歌う必然性が感じられません。逆の意味でインパクト充分のアルバムと言えます

サラ・ヴォーンはこのアルバム以前にも「ミッシェル」等のビートルズ曲を発表してました
1981年発表の今作「Songs Of The BEATLES」はDAVID&MARTY PAICHのプロデュースによるトリビュートアルバム。TOTOのサウンドコンセプトをクリエートした重鎮だけに、このアルバムも極上のAORに仕上がってます

「HEY JUDE」のエンディングと「ノルウェイの森」をミックスして演奏する等の小技が光ってます



ジョン・ピザレリの「MEETS THE BEATLES」(1998)はタイトル、ジャケットデザインと随所にビートルズ愛が感じられます

このアルバムで聴く事が出来るビートルズナンバーはゴージャスでカラフルな4ビートのビッグバンドジャズ

ジャズと言う音楽の懐の深さを知ることができるこの3枚のCDを整体院プラスワン。ではランダム再生でBGMにしています
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